なぜ?若者の車離れ

なぜ?若者の車離れ

近年「若者の車離れ」というキーワードをよく聞きますが、なぜそう言われるようになったのでしょうか?その原因を探っていきましょう。

免許を持っているのはどれくらい?

車離れと聞くと「免許はあるが車を持っていない」「自分の車ではなくレンタカーや家族の車で済ます」という意味にとらえる人も少なくありませんが、ここでは「移動手段として車を運転しない」ことを車離れの定義として考えていきます。
まずは警察庁交通局免許課がまとめた資料を参考に、免許の保有率を確認していきましょう。

免許統計 平成29年版

免許は18歳から取得することができますが、この資料によると平成29年度の免許の保有者数のうち一番大きな割合を占めているのが40代で21.7%、それに17.4%の50代、17.3%の60代が続いています。比較的若いと言われている20代や30代はそれぞれ12.5%、15%、とそれほど高い割合ではありませんでした。
次に、若者を対象とした調査から免許の保有率を見てみると、免許を持っているのは全体の61.5%、取得中もしくは所得予定がある人は24.2%、取得する予定もない人が14.3%、と取得予定の人も含めて、免許を持っている人の方がまだまだ多い状態ですが、必要ないと感じている人も一定数いることが分かりました。
男女別に見てみると男性の免許保有率は63.4%、女性59.6%と、女性よりも男性の方が高くなっていましたが、都市部と地方で比べてみると東京23区や横浜市、大阪市や札幌市、名古屋市、神戸市、京都市福岡市など人口が多い都市部の免許保有率が54.1%なのに対し、地方の免許保有率は66.1%と、地方の方が保有率が高くなっていました。これは男性の方が仕事で車を運転する機会が多いことが関係しているかもしれませんね。男性よりも保有率が低い女性ですが、その傾向は地方よりも都市部の方が高く、地方の免許保有率が62.5%なのに対し都市部の保有率は49.5%と大きな差がついています。地方の方が保有率が高くなるのはバスや電車などの本数が都市部のように多いわけではなく、一本逃しただけでかなりのタイムロスに…。そのため、電車よりも車で移動する必要が高く、結果的に免許の保有率も高くなっているのかもしれませんね。

マニュアルよりもオートマが主流

一昔前までは免許といえばマニュアルで取るのが当たり前でしたが、年々オートマで取る人も増え、今では全体のうち2/3がオートマ限定です。特に女性の方がオートマで取る傾向が高く免許を持っている人のうちオートマ限定免許を持っている男性はわずか29%なのに対し女性は53.2%と、倍近く差がついています。