女性の取得率が低いワケ

女性の取得率が低いワケ

男性に比べて女性の方が免許を持っている人が少ないことが分かりましたが、なぜ女性の免許保有率が伸び悩んでいるのでしょうか?

年代別の女性の免許保有率ってどうなってるの?

参照した警察庁の資料によると、女性の免許保有率は40代が一番高く、20代や30代もそれなりに高い数値となっています。そして、40代~50代を境にしてだんだんと保有率は下がっています。70代になると保有率は35%、80代になると7%と一気に減少しているため、今の70代の人たちが20代や30代など若かった頃は免許を取る人、つまり車を運転する人は少なかった、ということが読み解けますね。近年、免許の交付件数は増加してきているので、まだ男性ほど保有の割合は高くないものの免許を取得する女性は増えている、と言えるでしょう。
自動車の免許は18歳から取得できますが、18歳~20歳に取得した人は1.1%とかなり低い数値です。しかし、20代前半は5.8%と一気にアップしているため、10代よりも20代で取得する人が多い、ということが分かります。20代前半の取得率が高くなる理由として考えられるのが「就職活動」ではないでしょうか?免許がないからといってマイナス評価にはなりませんが、営業など車で客先を訪問することが中心の仕事には免許が必須となるため、免許がないことで不利になる可能性があります。

10年前と今、多いのはどっち?

男性に比べて女性の方が免許の保有率が低いからといって、免許の保有率が大幅に下がった、というわけではありません。10年前と現在の20代後半~30代前半の女性の免許保有率を見てみるとそれほど変わっていないからです。むしろ、30代後半の取得率が少しアップしているほど。
20代前の保有率が若干下がってはいますが、30代後半の保有率は上がっているため全体的に見るとそれほど大きな変化があるとはとは言えませんね。ですが、男性の保有率に近づきつつあった数値がここ10年ほど伸び悩んでいるのも、事実です。

保有率が伸び悩んでいるのはなぜ?

少子化の影響もあって教習所に通う人の数は20年前に比べて4割ほど減少しているそうですが、教習所の数自体は1割程度しか減っていません。顧客を獲得するために教習所間の競争が激化していますが、自動車教習料はほとんど値下がりしておらず、免許を取得するためには高額な教習料を納入しなければならないのです。
ですが、女性の平均賃金は男性の7割程度と低く、非正規雇用の比率も男性の2.5倍と言われています。そのような状態ではお金と時間がかかる免許を取得するのは難しいのも仕方ありませんね。女性の免許保有率を高めるためには、補助金などの制度も検討する必要がありそうです。